2024.12.21
ピザの具材サラミとカルパスの違いって?おすすめのレシピも解説!
「サラミとカルパスの違いってなんだろう」
「サラミやカルパスを使った美味しいレシピが知りたい」
ピザの上にタップリ載っていると、思わずニンマリしてしまうのが珍味サラミ。
口の中に放りこむと、ザ・肉というべきパワフルな旨味と風味が広がります。
見た目の色合いや肉感がとても良く似ているのが、お子さんのおやつとしてもお馴染みのカルパス。
サラミとカルパスはどう違うのか、今さら聞きにくい疑問を調べてみました。
ピザに使われる「サラミ」について ~ おすすめサラミを使ったピザまとめ
本日のメニュー
お祝いごとに欠かせない、イタリアのサラミ
イタリアでは古代ローマ時代から、サラミが食べられていた…といわれるほど古くからお肉の加工技術が進んでいた国。
物々交換が当たり前だった時代、マネーの代わりにサラミや生ハムなどの加工肉が用いられていた歴史もあるくらい、イタリア人にとってお肉は大切なものとなっていました。
現在でも近所の方を集めてのホームパーティ、地域のイベントや家族の集まりには、必ずといってよいほど食卓にのぼっているのがサラミです。
サラミとトマトのピザ、サラミのグラタン・盛り合わせなど、その料理方法も実にさまざま。
肉の旨味と塩気が凝縮しているため、どんなメニューとも組み合わせても美味しさが広がります。
サラミの原料は、豚のひき肉
「サラミって何のお肉から作られているの?」
薄くスライスされた肉を見るたび、そうハテナマークが浮かんだ方もいるのでは…?
一般的なサラミは、豚のひき肉から作られています。
最近では改良が進み、豚のひき肉に牛のひき肉を混ぜた合いびき肉が使用される場合も。
牛を入れると、より濃厚な味わいになります。
ひき肉にニンニク・セージ・胡椒などが合わさり、最後には味の決め手となる塩もたっぷり。
実はイタリア語のサラミは、塩を意味するsaleがなまった言葉。
そのくらい「サラミと塩」は、切っても切れない濃密な関係になっています。
腸詰めされた肉は、数日間乾燥させ熟していきます。
老舗の肉店では、熟成にかける日数はなんと80日。
ツブツブの食感が嬉しいサラミには、老舗職人の汗と涙の結晶がこめられているのです。
おつまみのカルパス、実はロシア生まれだった?
カルパスと聞くと小さなお子さんが手に持っている、棒のようなソーセージをイメージされる方も多いのでは…?
もともとカルパスは、ロシア由来の食べ物。
ロシアの言葉「カラウバーサー」がなまって、発祥したものといわれています。
20世紀の初めころ、ロシア革命の影響から日本には多くのロシアからのお客さんがやって来ました。
ボルシチやビーフストロガノフといったお洒落な料理も、この頃日本に伝えられたもの。
とある店で出されていたロシア系ソーセージにヒントを得て、とある企業が商品化。
サラミと比べてパリっとかじり易く食べやすいカルパスは、ビールや日本酒のお供に・お子さんのおやつとして、瞬く間に日本中に浸透していきました。
カルパスの原料は豚と鶏のひき肉
カルパスとサラミが決定的に違うのは、肉の種類。
カルパスは豚肉と鶏肉のひき肉をベストなバランスで混ぜ、長期間乾燥させて作られています。
肉には臭みを抑えるための黒コショウなどの香辛料、食感を豊かにするゼラチンやラードなどの水分や脂肪分も加えられています。
工房によっては肉を乾燥させたあと、数時間燻製させているため、思ったよりも手間暇かかっている商品。
ラードが入っているためサラミと比べて全体の水分量が多く、もちっとした食感になっています。
手頃な値段で買える豚と鶏をつかっているため、お値段もリーズナブル。
安価で親しみやすいセミドライソーセージとなっています。
ピザの定番具材といえばサラミ!おすすめレシピで手作りしてみよう!
サラミやカルパスを使ったおすすめのピザレシピ
イタリアの伝統的なサラミから日本で人気のカルパスまで、様々な種類の加工肉は、ピザの味わいを豊かに引き立てる重要な具材です。本記事では、ピザ専門店で実際に提供されている人気メニューをベースに、ご家庭でも作れる本格的なレシピをご紹介します。
サラミやカルパスの選び方から、相性の良い具材との組み合わせまで、詳しく解説していきます。
定番の組み合わせレシピ
まずは、多くのピザ専門店でも提供されている定番の組み合わせからご紹介します。
イタリアンサラミとマッシュルームのピザは、サラミの塩味と旨味がマッシュルームの風味を引き立て、奥行きのある味わいを生み出します。
生地にはトマトソースを薄く広げ、モッツァレラチーズをたっぷりと使用します。サラミは薄くスライスして散らし、マッシュルームは4mm程度の薄切りにして配置します。
オレガノを振りかけることで、より本格的な味わいになります。
カルパスを使った和風テイストのピザも人気です。
カルパスの粗挽き感とスパイシーな風味を活かし、和風ソースをベースに、玉ねぎのスライスやしめじなどのきのこ類を組み合わせます。仕上げに青のりや糸唐辛子を振りかけることで、日本人の口に合う味わいに仕上がります。
アレンジレシピ
より本格的な味わいを求める方には、複数の種類のサラミを組み合わせたピザがおすすめです。例えば、ミラノサラミとスパイシーサラミを使用することで、異なる味わいの層が生まれ、より深い味わいを楽しむことができます。
また、生ハムを焼き上がり後にトッピングすることで、温かいピザと生ハムの食感の違いを楽しめる贅沢な一品に仕上がります。
アジアンテイストを取り入れたフュージョンレシピも注目です。カルパスとキムチを組み合わせたピザは、スパイシーさと旨味が相乗効果を生み、新しい味わいを楽しむことができます。チーズには、モッツァレラの他にゴーダチーズを加えることで、コクのある味わいになります。
季節の具材との組み合わせ
春には新玉ねぎやアスパラガス、夏にはズッキーニやなす、秋には茸類、冬には根菜類など、季節の野菜とサラミやカルパスを組み合わせることで、季節感のある一品に仕上がります。特に、秋の茸類とサラミの組み合わせは、双方の旨味が引き立ち合い、深い味わいを楽しむことができます。
サラミやカルパスピザの焼き方のコツ
サラミやカルパスを使用したピザは、高温で短時間焼くことがポイントです。
250℃以上の高温で7〜8分程度焼くことで、具材の旨味が閉じ込められ、チーズとの相性も良くなります。
また、加工肉から出る油が生地に染み込むことで、より本格的な味わいになります。
結論、サラミとカルパスの違いは?
・サラミは豚&牛、カルパスは豚&鶏
・サラミはイタリアのドライソーセージ
・カルパスはロシアのセミドライソーセージ
ぱっと見たときに、どっちがどっちか判別しにくいサラミとカルパス。
原料に注目するとサラミは豚もしくは豚と牛肉。
カルパスは豚と鶏肉を混ぜて作られています。
サラミは塩とハーブなどの香辛料を使用していますが、カルパスはラードやゼラチンなど複数の材料を加えているため、カルパスの方が水分量は多め。
ドライソーセージとセミドライソーセージに区別することができます。
気もちを上げたい日は「サラミ入りピザ」で乾杯しよう
サラミとカルパスには、原料や発祥国の違いがあります。
ロシア生まれのカルパスも良いものの、ザ・イタリアンを満喫したいなら、サラミ入りピザもおすすめ。
『ミックスピッツァ』や『激辛!スパイシーチリピッツァ』には、美味しいドライソーセージがごろごろ入っています。
自分を勇気づけたいとき、家族を励ましたいときに肉系のピザがひとつあると、やる気と勇気が湧いてくるもの。
スパイシーな肉系ピザで、明日の元気をチャージしてみてくださいね!