2017.05.27
ピザの具材冷凍ピザもチーズにこだわりがある!メニュー別、チーズの使い方まとめ

ピザといえば、欠かすことのできないのがチーズです。
 冷凍ピザもチーズに関しては、かなりこだわっている素材です。
 ピザを口に運び、あの、トローっとしたチーズののび具合がたまりません。
 ピザにとってチーズは、生地と具材をまとめてくれる貴重な存在です。
 実はピザの種類によって、チーズを微妙に変えていることをご存じですか?
ピザに使用するチーズは10種類以上にも及ぶ
冷凍を含むピザには、実にたくさんのトッピング(具材)があります。
 ナポリピッツァを代表するシンプルなマルゲリータ、サラミ・ハム・ベーコンなどの肉類、魚介系…。
 ソースも同じくトマト・クリーム・バジルに加え、和風のテリヤキソースも世界で人気が出ています。
 その組み合わせを考えると、ピザの種類は軽く100種類を超えそうです。
チーズについても、ナポリピッツァに欠かすことのできないモッツァレラチーズを中心に、10以上もの種類があります。
 これらのチーズもピザの具材などによって微妙に変えているのです。
 ときには複数のチーズをブレンドして、具材と生地のベストマッチングを図っているのです。
冷凍の業務用ピザを提供してるフォンターナでも、複数のチーズを巧みに使い分けています。
 例えば、個性の強い具材とチーズを1枚の生地でミックスすると、互いに強い自己主張をして持ち味を生かせません。
 こんなときには、チーズを脇役にするため、あっさりした味にして、具材を際立たせます。
 ピザに使われる主なチーズは以下の通りです。
・モッツァレラ
 イタリアで生産されるチーズで、水牛(ブッファラ)のミルクで作られる。
 通常のチーズと違い、発酵させないためクセの少ない、マイルドな味わい。
 フレッシュチーズとも呼ばれる。
 牛乳で作られるモッツァレラもある。
・ゴルゴンゾーラ
 イタリアで生産されるチーズで、世界三大ブルーチーズとも呼ばれる。
 チーズの内部に青カビをつけているため、食べると強い刺激臭がある。
 非常にクセのあるチーズだが、ピザに入れると、濃厚でコクのある味わいになる。
・グラナパダーノ
 イタリアで生産されるチーズで、牛乳を原料として作られるハードチーズ。
 グラナとは粒状を意味し、チーズを割ると、ボロボロと粒状に崩れることなどから、この名がついたとされる。
 水分が少ないので長期保存ができ、深い熟成によって濃厚な味わいと風味が特徴。
・エダム
 オランダで生産されるチーズで、同国を代表するチーズの一つとして知られる。
 原料は牛乳で、水分が少ないハードチーズに分類される。
 グラナパダーノと似たような性質を持ち、粉チーズとして活用されることが多い。
・ゴーダ
 オランダを生産するチーズで、マイルドな味わいで日本人の味覚に合うのが大きな特徴。
・チェダー(英国を含む世界で生産される)
 ・パルミジャーノ・レッジャーノ(=パルメザンチーズ、イタリアを代表するチーズで日本では粉チーズとしても有名)
 ・リコッタ(イタリアで生産される)
チーズとピザの深い関係を見てみる
それでは、実際の各チーズの特性が分かったところで、ピザとの特性を見てみましょう。
 ピザを生かすも殺すも生地なら、ピザの味・風味に加え、生地との接着剤になるのがチーズです。
 それぞれの利点をどう生かしているのか、フォンターナの冷凍ピザを例に挙げてみます。
・ピッツァマルゲリータ…モッツァレラチーズ(牛乳)…ナポリピッツァの原点でマイルド重視
 ・マルゲリータブッファラ…モッツァレラチーズ(水牛のミルク)…高級な水牛のミルクで濃厚な味わい
 ・クアトロフォルマッジ…モッツァレラ・ゴルゴンゾーラ・グラナパダーノ・エダムの4種類のチーズを使用
・ゴルゴンゾーラと蜂蜜のピッツァ…ゴルゴンゾーラの濃厚な味わいとハチミツの甘さがベストマッチング
上記はチーズを前面に打ち出している有名なピザの数々です。
 マルゲリータは、あっさりとしたクセのないモッツァレラチーズだからこそ、トマトソースの濃厚さを感じ、生地の香ばしさも引き立ちます。
 クアトロフォルマッジはクセのあるチームを混ぜるなど、4種類のチーズによって濃厚さを醸し出してます。
 チーズは、その個性に合わせて、微妙に使い分け、ピザ全体の味に深みを持たせています。

