2018.06.07

ピザ海外事情

賞味期限切れのピザもお宝に、フランスで生まれたフードバンク論

銀行

農林水産省が国をあげてオススメしているのが、フードバンクという考え方。
フードバンクとは文字通り『食べ物の銀行』のこと。
イギリスやフランスを中心に生まれた食のリニューアル法で、賞味期限切れが近づいたタイムリミットの短い食品をおいしく復活させようという、またとない試みです。
ピザやパンなど普段なに気なく食べている食べ物に、感謝の気持ちが生まれます。

『0円食堂』で発見、食べられるのに捨てられるモノ

日本テレビの冠番組・鉄腕ダッシュ。
ご長寿番組のなかで、特に人気が高いのが『0円食堂』です。
うどんやピザ・蕎麦のはし切れ、小さくて市場に出回らない太刀魚、大きく育ちすぎた菜っ葉など、ありとあらゆる捨てちゃうモノを美味しく料理する名物コーナーです。
実はこうした「まだ美味しく食べられるのに、捨てられているモノ」に焦点をあてたのがフードバンクの考え方。

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・モノを大切にする、フランスの風土
フードバンク先進国として知られるフランスでは大手スーパーに対して、まだ食べられる食品を簡単に捨ててしまうことを禁じる法律がスタート。
違反した場合は、日本円で1千万円以下の罰金や禁固刑が科せられます。
たとえ賞味期限切れのピザや弁当であっても、簡単にゴミ箱行きにすることが出来ない環境がクールに整えられているのです。
賞味期限スレスレのピザやパンはフードバンク活動をおこなっている団体に寄付するか、家畜の飼料などに回すことが義務づけられています。
少し前に『フランス人は10着しか服を持たない』という本がベストセラーになったように、フランスはヨーロッパ諸国の中でも、特にモノに対する思い入れが深い国。
地方の街に行くと週末は骨董市が当たり前のように開かれて、古くて良いインテリアや雑貨を求めて多くの人がやって来ます。
多くの国民が乗っている車や使っている家電は、かなりの年季が入った年代モノが多いのもこの国の特徴。
モノを捨てないフードバンクのアイデアは「フランスの物を大切にする文化」から生まれています。

モッタイないを後押しする、コンビニの取り組みとは?

法律こそ改定されていないものの、日本でも「モッタイない」という考え方がジワジワと浸透しています。
少しずつ動き出しているのがコンビニ業界。
一説によると全国のコンビニだけで、1日あたり600万トンという膨大な廃棄物が生まれているそうです。
たしかに近所のコンビニに行くと、スタッフの方が廃棄ボックスといわれる箱に、賞味期限が迫っている惣菜やピザパン、幕の内弁当などを手早く入れている光景をよく見かけるもの…。
コンビニでは賞味期限がせまった商品を誤ってお客さんの手に届かないように、自主的なルールを作り早め早めに回収を済ませています。
お店に置いておける期限を販売期限と呼んでいますが、実質的にはまだ賞味期限の範囲内でもあるため「食べられるのに、モッタイないのでは?」と思われていたのも事実。
この状況に待ったをかけたのが、地域のコンビニです。

・ローソン発の食堂プロジェクト
横浜市の中区にあるローソンでは、近くのNPO法人が運営する食堂に、まだ食べられるパスタ・お弁当・ピザやサンドイッチなどを無償で提供しています。
高齢者が多いこの地域では、温かい食事を3食満足に味わえない方が大勢いるそうです。
まだ食べられるのにゴミ箱に捨てられていた食品が、食堂の方の手を通して美味しくリニューアル。
日替わりの定食メニューに形をかえて登場しています。
日本ならではの「モッタイない」に対する企業の試み、手探りのフードバンク活動はまだまだ始まったばかりです。

今すぐ始められる、冷凍食品のフードバンクとは?

・美味しく食べきること=幸せに暮らすこと
「食べ物を大切にする精神は分かったけれども、そもそも何から手を付けて良いか分からない」
こんな方は今すぐトライできる、冷凍食品のフードバンク論を。
冷凍食品のピザは生鮮食品と異なり、賞味期限が長持ちする効率的なフードアイテムです。
少しくらい多めにまとめ買いしておいても暮らしのなかで使いやすく、期限内にしっかり食べきることもできます。
手作りのピザを作ろうとすると、小麦粉やチーズ・オリーブオイルやバジルなど様々な材料が必要になります。
使用頻度の少ないアイテムも多いため、ウッカリすると使い切れず余らせてしまうことも…。

完成度の高い冷凍ピッツァなら、食材を余らせず手際よくおいしい食事を作ることができます。
「モノを大切に使いきる」フードバンクの思想を活かして、ぜひあなたもハッピーな暮らしを実践してみてくださいね。

【2021年】冷凍ピザ通販ランキング!おすすめお取り寄せピザ屋ベスト3

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