一昔前、ピザやお寿司、ラーメンと言えば、お店に食べに行くか出前を取るかの、どちらかでした。出前でピザやお寿司を頼む時は特別な感じがしますし、ちょっと麺が伸びた出前のラーメンも美味しかったものです。
ところが、最近は出前が当たり前と思っていたこれらの食材も、冷凍技術が発達してきたことにより冷凍もアリになってきました。
「ラーメンが冷凍？！」とびっくりする人もいるかもしれませんが、冷凍食材を利用することでいろいろなメリットがあるのです。

ここでは、食材毎に出前と冷凍食品のメリット・デメリットについて調べてみました。

ピザは低コストで美味しい冷凍に軍配？！

ピザと言えば、宅配ピザが主流でしたが、最近は冷凍ピザを選ぶ人が多くなってきました。
冷凍ピザを選ぶ一番のメリットと言えば、やはり、安いことです。

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宅配ピザは高いのです。３～4人前のMサイズで2,000円～3,000円、４～5人前のLサイズなら3,000円～4,000円もします。それくらい払えば、ちょっと値段の高い外食を楽しめそうです。たまのご馳走ならいいですが、たくさん食べたい！いつでも食べたい！となると、このお値段ではちょっと厳しいという人も多いのではないでしょうか。

その点、冷凍ピザならかなりの低コストです。宅配ピザの半分くらいのコストで済んでしまいます。安いということは味も落ちるのでは？と思われがちですが、ピザは冷凍してもあまり味は落ちません。冷凍ピザを解凍してからオーブントースターでこんがり焼けば、出来たての宅配ピザと変わらない熱々ピザを楽しむことができるのです。それに、冷凍ピザをストックしておけばいつでも食べられるというのも、大きなメリットですね。

一方で、宅配ピザには注文すればすぐに熱々のピザを持ってきてくれるというメリットがあります。しかし、宅配ピザと変わらない味のピザを安く食べられるなら、解凍の手間など大したこと無いという人も多いかもしれません。
安くて美味しい熱々のピザをいつでも楽しみたいという人には、断然冷凍ピザがおすすめですね。

寿司も冷凍？！意外と美味しいが手間がかかるかも

お寿司まで出前だけではなく冷凍もアリの時代になりました。
「冷凍寿司なんて本当に美味しいの？！」と思うかもしれませんが、意外と美味しいようです。
シャリとネタに分けて真空パックされた冷凍寿司を解凍し、シャリの上にネタを乗せたら出来上がりです。ちょっとした調理くらいの手間になりますが、友人や家族とのパーティーなどに大活躍しそうです。

「どうせお寿司を食べるなら職人さんが握ったお寿司の方が良い」という人にはおすすめできませんが、アルバイトのおばちゃんが握った安い宅配寿司を食べるくらいなら、お取り寄せの美味しい冷凍寿司の方が美味しい、ということもあるかもしれませんね。

名店のラーメンも自宅で食べられる！冷凍ラーメン

冷凍ラーメンというとどのようなものなのかイメージがつかない人も多いと思います。
冷凍ラーメンは麺と具、スープに分かれてパックされており、それぞれ別々に解凍して、最後に盛り付けるという風になっています。ちょっと面倒かもしれません。

冷凍ラーメンを取り寄せれば、名店と言われるラーメン店のスープや麺を自宅で気軽に味わうことができるというメリットがあります。ただ、自宅で温めた冷凍ラーメンよりは、お店で作ったラーメンの方が断然美味しいという人が多いかもしれません。

ストックしておける冷凍弁当も広まりつつある

お弁当と言えば、お弁当屋さんで買うものというイメージがありますが、冷凍のお弁当はどうなのでしょうか？

お弁当も冷凍のものが増えてきていますが、その背景には、独居高齢者や共働き家庭の増加により、手軽に食べられる健康的な食事の需要が高まってきたことがあります。食べたいときにチンするだけで、野菜やお肉などがバランス良く入っている弁当を食べることができる冷凍弁当は、かなり広まっています。

しかし、弁当を作る工程は同じですが、冷凍弁当はさらに冷凍するため、普通の出来立て弁当よりはコストが高くなります。また、冷凍できない食材や冷凍すると味が落ちる食材もあるため、メニューが普通の弁当よりも少ないというデメリットもあります。

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