2024.07.27
ピザの簡単レシピ｜本格ピザ屋が教える家での作り方
お出かけも良いけれど、ゆったりくつろげる自宅で、思う存分ピザを味わいたい！
そんな気分のときは、お手軽な『おうちピザ』がおすすめです。
今回は面倒なプロセスは一切はぶいた、時短で簡単に作れるピザ生地の作り方を紹介します。手作りピザとの時間が、もっともっと楽しくふくらみますように！
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【レシピ1】薄力粉とぬるま湯で、いつでも簡単ピザ
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本格的なピザを作ろうとすると、生地の叩きや1次発酵・ガス抜き・2次発酵など、思ったよりも時間と労力がかかってしまうもの。すべての行程を終えるまで、トータル1時間半程度もかかってしまうこともあります。
こうした面倒な発酵のプロセスを短縮してくれるのが「小麦粉をこねるとき、少量のぬるま湯を加える」方法です。冷たい水の代わりにぬるま湯を使用することで、しっとり捏ねている時間から少しずつ発酵が始まっていきます。
ぬるま湯は人肌の40度前後が理想的、お風呂に入ったとき気持ちいいと感じる温度をイメージすると扱いやすいと思います。
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少量のぬるま湯を加えてピザ生地を作る方法
| 下準備 | 5 分 |
| 調理 | 15 分 |
| 所用時間 | 20 分 |
| 分量 | 3 枚分 |
- 250 g 強力粉
- 20 g 砂糖
- 3 g 塩
- 5 g ドライイースト
- 150 g ぬるま湯
- 20 g オリーブオイル
材料
| |
- ボールに材料を入れる（砂糖の隣にイースト、イーストと塩は離して入れる）
- イーストにめがけて、ぬるま湯を入れて混ぜる
- 全体的に混ざったら、オリーブオイルも入れて生地に馴染むまで混ぜる
- オリーブオイルが馴染んだら、生地を台上にだしてこねる
- 生地がなめらかになるまで、３分くらいこねたらまとめる
- 生地を3等分にしてラップをかけて15分くらい休ませる
- オーブンシートにのせ24cmの円にのばし、周りに約1cmのどてを作れば完成
- 発酵中の温度や時間によってフワフワ度が変わるのでお好みで調整してください。
- ソースを塗る前に、フォークで細かく穴を空けておくと火が通りやすくなります。
レシピ・画像提供@yoko_o.cooking
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【レシピ2】炊飯器で、ベンチタイムを短縮！
家庭にひとつはあるのが、便利な炊飯器。この炊飯器を使って、美味しいピザ生地を作ることもできます。
スイッチひとつ押すだけで、面倒な発酵などの手順を自動的にすませてくれるため、忙しい方にもぴったりです。炊飯器で発酵させることで、もちもちソフトな仕上がりのピザになります。
炊飯器でピザ生地を発酵させる方法
【材料】(ピザ生地2枚分)
- 強力粉150g
- ドライイースト3g
- オリーブオイル 大さじ1杯
- 砂糖と塩 各3g
- ぬるま湯 90cc
【作り方】
- ボウルに強力粉とドライイースト、オリーブオイル、砂糖と塩を入れます。
- ぬるま湯を少しずつ入れ、まとまりが出るまで捏ねていきます。
- 野球ボール大くらいの大きさにまるめます。
- 炊飯器に捏ねた生地を入れ「保温ボタン」をオン、そのまま10分おきます。
- 10分保温したあと、スイッチを一度切り、15分～30分程度放置します。
- ピザ生地を取り出しガス抜きと成形したら、フライパンへ。
- フライパンの上で好みの具材をトッピングし、中火でこんがり焼き上げ完成です。
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【レシピ3】ジップロックで簡単、キレイに作れるピザ
フード保存に大活躍してくれるのが、便利なジップロック。密封性が高いためチャックをぴっちり閉めることで、時間がかかりやすいベンチタイムを短く短縮してくれます。
袋の上からモミモミ捏ねていくため、キッチン台や手が汚れる心配もありません。お子さんやお友だちと一緒に、おしゃべりを楽しみながら作れる簡単レシピです。
ジップロックを使ったピザ生地の作り方
【材料】(ピザ生地2枚分)
- 強力粉200g
- ドライイースト4g
- オリーブオイル 大さじ1杯
- 砂糖 大さじ1杯半
- 塩 少々
- 水100cc
【作り方】
- ジップロックに強力粉、ドライイースト、オリーブオイル、砂糖と塩・水を入れます。
- ジップロックの上から、コネコネひとつの塊にまとめていきます。
- ピザ生地がツルツルしてきたら、チャックを閉め密封させ約1時間放っておきます。
- 袋から取り出し、台の上で軽くガス抜きします。
- 好みの具材やチーズをトッピング、アルミホイルを敷いた魚焼きグリルで強火で約5分焼きできあがりです。
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ピザを美味しく作るためのコツ
ピザを美味しく作るために意識することは、4点あります。
【ピザを美味しく作るコツ】
- 記事の材料を入れる際にはイーストと温度を意識
- こね具合は少し手に張り付く程度
- トッピングを加える時はオリーブオイルを回し入れよう
- 高温で短時間で焼こう
ピザは、イースト菌の発酵作用を利用する発酵食品の一種です。
そのためピザの生地を成形する時には、生のイーストかドライイーストを混ぜましょう。
生地の材料を容器に入れる順序は、強力粉を入れた後、塩とイーストを必ず分けて入れてください。
作用に必要な水分を加える際には、水は40℃前後のぬるま湯の状態にしてから加えると、より効果的です。
イースト菌が活発に活動できる環境には、水分に加えて適度な温度が必要です。
このとき最適な温度は約32℃になります。
また、ピザの生地にはこねる・叩く・潰して伸ばすなどの、外部刺激が必要です。
こね具合は、少し張りついてくるような伸び具合にしましょう。
生地が良い具合になったら、大体4等分になるように分けて丸めていきます。
その状態で1～1.5時間ほど発酵させてください。
発酵させる際は約30℃ほどのよく暖かい環境に置き、乾燥を防ぐためにラップをかけるなどしましょう。
また、ピザを作る上で一番大切といっても過言ではないのは、オリーブオイルを回し入れることです。
【オリーブオイルを入れるタイミング】
- 1回目:ピザ生地の材料を混ぜるタイミング
- 2回目:発酵させた生地を平べったい形にし、そのうえにピザソースやトッピングを乗せた後の仕上げの段階
2回オリーブオイルを入れることで、ピザの美味しさがより一層引き立つでしょう。
そしてプロ並みに質の高いピザを作りたいなら、「できるだけ高温で短時間で焼く」ことを意識するだけでも仕上がりが良くなります。
自宅で作るサクふわ食感のピザは、220℃のオーブンで6～7分焼くのが目安です。
一方、本場のピザは、400～500℃の窯で1分半ほどの超短時間で焼き上がります。
予熱をしっかりとして本場の窯にできるだけ近い状態にすることで、美味しいピザができますよ！
ピザを自分のレシピで作る醍醐味トッピングバリエーションのおすすめ！
ピザを自分のレシピで作る醍醐味トッピングバリエーションのおすすめ！
自家製ピザの最大の魅力は、自分好みのトッピングを自由に組み合わせられること。
ここでは、定番から意外な組み合わせまで、おすすめのトッピングバリエーションをご紹介します。これらのアイデアを参考に、あなただけのオリジナルピザを作ってみましょう。
季節を楽しむ旬のトッピング
季節の食材を使うことで、より新鮮で美味しいピザが作れます。
春：アスパラガス、新玉ねぎ、菜の花
夏：ズッキーニ、トマト、バジル
秋：きのこ類、さつまいも、栗
冬：白菜、大根、青菜類
和風テイストのユニークピザ
和食の要素を取り入れた、日本人の味覚にマッチするピザはいかがでしょうか。
鶏そぼろと温泉卵：鶏そぼろ、温泉卵、青ねぎ
梅しそチーズ：梅干し、大葉、モッツァレラチーズ
焼き鳥風：鶏肉、ねぎ、タレ（または塩）
世界の料理をインスパイアしたグローバルピザ
世界各国の料理をピザにアレンジして、新しい味わいを楽しみましょう。
タイ風トムヤムクン：エビ、レモングラス、パクチー、ココナッツミルク
メキシカン：タコミート、アボカド、サルサ、ハラペーニョ
インド風カレー：チキン、オニオン、スパイシーなカレーソース
スイーツピザという新境地
甘いトッピングで、デザートにもなるピザを作ってみましょう。
フルーツピザ：カスタードクリーム、季節のフルーツ、粉糖
チョコバナナ：チョコレートソース、バナナ、ナッツ類
アップルパイ風：りんご、シナモン、キャラメルソース
健康志向のヘルシーピザ
カロリーを抑えつつ、栄養バランスの良いピザも人気です。
グリーンスムージーピザ：ほうれん草ソース、ブロッコリー、アボカド
プロテイン豊富：鶏むね肉、卵白、ほうれん草
全粒粉生地のベジタリアン：全粒粉生地、様々な野菜、豆腐チーズ
あえて挑戦！意外な組み合わせ
常識にとらわれない、斬新なトッピングにチャレンジしてみましょう。
納豆キムチ：納豆、キムチ、モッツァレラチーズ
抹茶あんこ：抹茶クリーム、あんこ、白玉
牡蠣のアヒージョ風：牡蠣、ニンニク、唐辛子、オリーブオイル
トッピングの組み合わせに正解はありません。自分の好みや気分、そして冷蔵庫にある食材を活かして、オリジナリティあふれるピザを作ってみてください。
失敗を恐れずに新しい組み合わせに挑戦することで、思わぬ発見があるかもしれません。ピザ作りを通じて、料理の楽しさと創造性を存分に味わってください！
ピザを自宅で作るときに失敗しないための注意点
ピザ生地は発酵時間が長くなっても美味しくいただくことができます。
しかし生地が乾燥すると風味が落ちるため、特に冬などの乾燥しやすい季節は生地の上に濡れ布巾をかけてからラップをして乾燥を防止しましょう。
また、オーブンがないご家庭も中にはあると思います。
その場合は、フライパンでも焼くことが可能です。
フライパンの場合は、クッキングシートを敷いた上にトッピング前の形を整えた生地をのせます。
蓋をして生地のみを蒸し焼きにした後、裏返した面にトッピングをしてから再度蓋をして焼き上げてください。
ピザは上下の熱が大切になので、必ず蓋をして加熱するようにしてください。
トッピングの具材に関しては、肉やじゃがいもなどのなかなか火が通らない食材は、トッピング前に加熱処理を欠かさず行いましょう。
料理初心者の方は加熱処理前にのせてしまうことがあるため、火が通るまで時間がかかり生で食べられない食材を扱うときは、特に気をつけてください。
人気のピザレシピを紹介！
人気のピザレシピを紹介します。
簡単に作れるレシピなので、ぜひチャレンジしてみてください！
【卵焼き器で作る！クリスピーマルゲリータ】
材料 【2人分】
- バジル適量
- ピザソース大さじ2
- ミニトマト4個
- モッツァレラチーズ60g
生地
- オリーブオイル小さじ2
- 塩少々
- 薄力粉100g
- ヨーグルト(無糖)60g
【作り方】
- ミニトマトは縦4等分に切る。
- ボウルに生地を入れて混ぜる。
- 手でこねてまとめる。2等分にする。
- 卵焼き器に生地をのせて、大きさに合わせて伸ばす。もう一枚も同じように伸ばす。
- 4を中火で焼き色がつくまで焼き、裏返す。
- 火を止めて、ピザソース、ミニトマト、モッツァレラチーズを広げてのせ、アルミホイルで蓋をする。
- モッツァレラチーズが溶けるまで弱火で焼く。バジルをのせて食べやすい大きさにカットして完成。
ピザ屋が選ぶおすすめの具は!?
まず、ピザの基本になる定番の具材は以下の3つです。
【定番の具材】
- 生地
- トマトソース（ピザソース）
- チーズ
この3つでピザの土台をつくります。
そこにコーンやサラミやバジルといった、好きなトッピングを組み合わせて焼きましょう。
以下で、ピザのおすすめの具材を肉系・魚介系・野菜系・変わり種の4種類に分けて紹介します。
【肉系】ピザのおすすめ具材
- サラミ
- ソーセージ
- チョリソー
- 生ハム
- ベーコン
- 豚肉、牛肉、鶏肉(焼いてからトッピングすると安心)
- コンビーフ
- サラダチキン
- 焼豚
- ローストビーフ
【魚介系】ピザのおすすめ具材
- アサリ
- イカ
- エビ
- タコ
- アンチョビ
- オイルサーディン
- ツナ
- 釜揚げしらす
- 桜エビ
- サバ缶
【野菜系】ピザのおすすめ具材
- きのこ
- じゃがいも
- たまねぎ
- アスパラガス
- オリーブ
- コーン
- トマト
- ナス
- バジル
- ピーマン
【変わり種】ピザのおすすめ具材
- 焼き鳥
- 明太子
- 餅
- 海苔
- 納豆
- カレー
- サルサソース
- マヨネーズ
- フルーツ（バナナ、りんご）
- チョコレート
- カスタードクリーム
- マシュマロ
定番の具材はもちろんのこと、変わり種の具材を使ってピザを作るのも楽しいのでぜひチャレンジしてみてください！
ピザレシピのよくある質問とトラブルシューティング
ホームメイドピザを作る際に直面しがちな問題や疑問について、Q&A形式でまとめました。これらの解決策を参考に、完璧なピザ作りを目指しましょう。
生地に関する問題
Q1: 生地がべたついて扱いにくいのですが、どうすればいいですか？ A1: 生地がべたつく場合は、少しずつ打ち粉（強力粉）を足しながら捏ねてください。湿度によって水分量が変わるので、状況に応じて調整が必要です。
Q2: 生地を伸ばそうとすると、すぐに縮んでしまいます。原因は？ A2: 生地のグルテンが十分に発達していない可能性があります。生地を10分ほど休ませてからもう一度試してみてください。それでも縮む場合は、生地を少し薄く伸ばし、5分ほど置いてからさらに伸ばすという方法を繰り返してみましょう。
Q3: 発酵なしの生地でも美味しいピザは作れますか？ A3: はい、可能です。ベーキングパウダーを使用することで、発酵時間なしでも膨らみのある生地を作ることができます。ただし、通常の発酵生地と比べると風味や食感が少し異なります。
焼成に関する問題
Q4: ピザの中心部分が焼けないのはなぜですか？ A4: 以下の原因が考えられます：
- オーブンの温度が低すぎる
- 具材が多すぎる
- 生地が厚すぎる オーブンの温度を上げる、具材を減らす、または生地を薄くするなどの対策を試してみてください。
Q5: チーズが焦げすぎてしまいます。どうすれば防げますか？ A5: 以下の方法を試してみてください：
- オーブンの温度を少し下げる
- チーズを焼く途中で追加する
- ピザを中段で焼く（上段だと熱が強すぎる場合がある）
- モッツァレラチーズなど水分が多めのチーズを使用する
トッピングに関する疑問
Q6: トッピングの量はどれくらいが適切ですか？ A6: 生地の厚さや大きさにもよりますが、一般的には生地が見える程度の量が適切です。トッピングを多くしすぎると、生地がしっかり焼けない原因になります。
Q7: 生の具材をそのままトッピングしても大丈夫ですか？ A7: 具材によります。薄切りの野菜や生ハムなどはそのまま使用できますが、肉類や固い野菜は事前に火を通しておくことをおすすめします。ピザの焼成時間だけでは十分に火が通らない場合があるためです。
その他の疑問
Q8: ピザストーンは必須ですか？ A8: 必須ではありませんが、ピザストーンを使用すると、熱が均等に伝わり、プロのような焼き上がりになります。ピザストーンがない場合は、厚手のフライパンや鉄板を代用することもできます。
Q9: 余った生地は冷凍保存できますか？ A9: はい、できます。生地をラップで包み、さらにジップロックに入れて冷凍すれば、1〜2ヶ月は保存可能です。使用する際は、冷蔵庫で一晩かけて解凍してから使用してください。
Q10: 市販のピザソースを使わずに、手作りソースを作るコツはありますか？ A10: 基本的なトマトソースは、以下の手順で簡単に作れます：
- オリーブオイルでニンニクを炒める
- ホールトマト缶を潰しながら加え、塩・コショウで味を調える
- オレガノやバジルなどのハーブを加える
- 弱火で20分ほど煮詰める 酸味が強い場合は、少量の砂糖を加えるとまろやかになります。
これらの質問と回答を参考に、ピザ作りの腕前を上げていってください。失敗を恐れずに何度もチャレンジすることで、必ず美味しいピザが作れるようになります。ピザ作りを楽しみながら、自分だけのレシピを見つけていきましょう。
ピザ自宅作成レシピまとめ
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