2019.07.10
調理のヒントピザにかけるはちみつが無い!困ったときの代用術ベスト5

クアトロフォルマッジやゴルゴンゾーラのピザには、お花畑の香りがするはちみつがとても良く合います。
 小瓶に入った宝石のようなはちみつは、美味しいが故にすぐに食べきってしまうことも。
 使いたいと思ったときにストックが無く、焦ることもあります。
 今回は「はちみつ代わりに使えるアレ」TOP5をご紹介します。
 高級なはちみつに似たとろ~り食感を、キッチンにある意外な物で代用できますよ。
本日のメニュー
1.煮切りみりん
スーパーで気軽なお値段で売っている、庶民的なみりん。
 肉じゃがや魚の煮つけなど、和食の隠し味として欠かせない調味料です。
 そんなみりんはひと手間加えた「煮切りみりん」に変えると、はちみつ代わりに利用でき和風のピザとも良く合います。
 煮切りみりんの作り方はとても簡単。鍋に使いたい量のみりんを入れて、沸騰したら1分程度グラグラ煮たたせるだけです。
 みりんに含まれているアルコール分が抜けて、あめ色のツヤと照りが生まれてきます。
 コクのある煮切りみりんにバルサミコ酢・オリーブ油を入れると、お洒落なイタリアン風の味わいが楽しめます。
2.メープルシロップ
カナダ生まれのメープルシロップは、楓の優しい甘さが嬉しい天然の甘味料です。
 こってりした茶色の風合いは、まるで冬物のドレスを着ているみたい。
 アロマのような濃厚な香りが食欲をアップさせてくれます。
 日本ではスイーツとしてお馴染みのメープルシロップですが、カナダでは「塩辛い食べ物にも合う万能調味料」。
 現地カナダではパンケーキにはもちろん、ベーコンやソーセージにも山のようにメープルシロップをかけます。
 ブルーチーズ系のしょっぱいピザに合わせると、はちみつのような優しい甘さが光ります。
3.マーマレードジャム
夏みかんやオレンジなど柑橘系の爽やかさが、脳天まで伝わるマーマレードジャム。
 実と一緒にざっくり切った皮も入っているため、イチゴジャムとはひと味違う苦みや酸味も感じられます。
 肉の臭みを取ってくれる作用があり、チキンや豚肉など肉料理のソースとしても厨房でよく使われています。
 がっつりお肉系のピザを食べるときは、マーマレードジャムをたっぷり添えて味わうと、はちみつとはまた違った爽やかな世界観に。
 お好みでレーズンやバターを加えても、オリエンタルな美味しさが顔を覗かせてくれます。
4.黒蜜
黒糖を煮詰めて作った、濃厚こってりな黒蜜。
 あんみつやところてんなど和菓子のタレとしてお馴染みですが、実ははちみつの代用品にもなる優れものです。
 そのまま使うと味の濃さがピザに勝ってしまうため「水+砂糖+お酢」を少し足してひと煮立ちさせておきます。
 酸っぱいお酢を加えることで、黒糖の個性的な甘さが引き算されて、上品なナポリピザにも合うスペシャル調味料に変化します。
 お餅のピザなどお米の食感がある生地に、意外なほどマッチしてくれます。
5.練乳
イチゴ狩りのお供としてお馴染みの練乳。
 あまり知られていないものの、練乳の原材料は生乳と砂糖が主な成分。
 最近では練乳を挟んだフランスパンやコッペパンを販売する街のパン屋さんも増えてきています。
 ツンとした小麦粉と甘えん坊の練乳は、面白いほどリンクする食材です。
 はちみつ代わりにピザに塗ると、予想外の美味しさを届けてくれます。
 スイーツ系のピザと一緒に味わうと、紅茶が欲しくなる優雅な逸品が完成します。
番外編
◇ピーナッツバター
 何もないときに重宝するピーナッツバター。
 中国では「花生醤」の名前が付いていて、ポピュラーな中華調味料のひとつです。
 練りごまのように滑らかなコクと風味があるため、ピザの上にオンするといつもと違った表情が楽しめます。
 カシューナッツなどのナッツ類を加えると、さらに歯ごたえのあるアジアンなひと皿になります。
☆はちみつの代わりになる万能調味料を、まとめてお伝えしました。
 爽やかな甘さが薫るピザが食べたいときは薪窯ナポリピザ・フォンターナの極上ピッツァを。
 香り立つ濃厚アロマがいつもの食卓に、美味しい彩りをプレゼントしてくれますよ。

