ピザと言えば、イタリア料理ですよね？私たちは、そう認識していますが、日本で有名なデリバリーピザの発祥はアメリカです。アメリカでは、日本のご当地ラーメンや焼きそばのように、ご当地ピザが人気です。
ピザは一体、イタリア料理なのでしょうか。それともアメリカのソウルフードなのでしょうか。
それでは、アメリカでのピザの人気と、地位について調べてみましょう。

アメリカ発祥のピザショップ

〇リトル・シーザーズ・ピザ
アメリカ、ミシガン州デトロイトに本拠地を置くイリッチ・ホールディングスのリトル・シーザーズ・ピザは、日本にはまだないテイクアウト専門のピザショップです。
形も丸ではなくスクエア型で、生地がふっくらと厚みがあるのが特徴です。
ハワイやグアムに旅行に行った日本人が、美味しかったと、投稿をしているリトル・シーザーズ・ピザです。
アメリカ国内には、他にも「パパ・ジョーンズ（ニューヨーク州）」「パパ・マーフィーズ」「シーシーズ・ピッツァ」「ラウンド・テーブル・ピザ（カリフォルニア州）」「マルコズ・ピザ（オハイオ州）」という人気のデリバリー、テイクアウトのピザ専門店があります。

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アメリカならではの面白い販売法

日本では、ピザというと丸い形を想像しますが、アメリカでは四角い形のものもあります。
販売の仕方も、色々あります。
「パパ・マーフィーズ」は、家に持ち帰ってから、自宅のオーブンで焼くピザです。家庭にオーブンが必ずある、アメリカならではのテイクアウト法といえます。
オハイオ州シンシナティ、ザビエル大学のキャンパス内には、ピザの自動販売機があります。現地では「ピザのATM」と言われることもあります。
24時間、好きな時に焼き立てピザが食べられると、若い人に人気があります。日本にもうどんやハンバーガーの自動販売機はありますが、ピザの自動販売機はアメリカならではですね。

アメリカのご当地ピザ

〇ニューヨーク州
ニューヨークはアメリカ国内のピザの発祥地です。形はオーソドックスな丸で生地は薄め、ベースはトマトソースに、モッツアレラチーズが基本です。
トッピングでペパロニソーセージ、オリーブ、マッシュルーム、アンチョビが定番です。

〇イリノイ州シカゴ
シカゴのピザは「ディープディッシュピザ」と呼ばれる厚い生地と、濃厚チーズのピザです。
量の多いチーズとトマトソースが流れ出ないように、周りの生地は普通のピザよりも高くなっていて、10㎝以上あることもあります。まるで、堤防のようになっています。
極厚タイプでは、生地の厚さが8㎝以上のものもあるとか。
ナイフで切ると、チーズとトマトソースが中から流れ出て、別添えのお肉やポテトを絡めて食べると美味しいのでおすすめです。

〇カリフォルニア州
メキシコ系移民の多いカリフォルニア州には「バンピロス」と呼ばれる、薄い生地のピザがあります。
生地もトウモロコシを原料としたトルティーヤ風で、トッピングも他のピザとは違いチーズやトマトソースではありません。
青ネギやトマトといった野菜やブラックビーンズ、味付け肉がのっています。

〇テキサス州
テキサス州は、ピザやハンバーガーといったファストフード店の本店が多く、ピザもボリュームのあるものが人気です。
ふっくらとした生地に、チーズやトマト、ベーコン、オリーブと日本でおなじみの、定番のピザを見ることができます。
具もモッツアレラチーズと、ペパロニソーセージ、バジル、オリーブがトッピングされています。

〇ミシガン州
ミシガン州では、普通のピザ生地に、バーベキューソース、カリカリベーコン、ステーキ、アンチョビ、オリーブとたっぷりのチーズがトッピングされているものが人気です。
しかし、一方で、ベジタリアンも多いアメリカならではのメニューもあります。トマトソースにネギやピーマンと、野菜オンリーのピザなどもあるほどです。
アメリカでは人気のピザですが、他にもソウルフードと呼ばれるものに「ハンバーガー」と「ホットドッグ」があります。
ユタ州ではハンバーガー、ロサンゼルスではホットドッグが、ピザに並ぶご当地グルメとして、人気です。

まとめ

イタリア発祥のピザですが、イタリアでのピザは食事の1つです。ナイフとフォークを使って、食べるもので、1人1枚になります。
日本でもおなじみの、ピースに分けて手づかみで食べる、というスタイルはアメリカのピザも同じです。
世界中の若い人を中心に人気のあるピザですが、店舗の数や独特の販売方法から見てもアメリカでは人気があるということが良く分かります。
アメリカでのピザの地位は、さしずめ日本で言う、ラーメンといったところでしょう。

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