アメリカ旅行をしたときに、ぜひ一度は訪れておきたいのがニューヨークのブルックリン街。
アートの街として知られるブルックリンには、最先端の風が吹きオシャレなカフェや飲食店が軒を連ねています。
なかでもセレブ系芸能人の隠れ家となっているのが、ピザショップ『ルカリ』。
舌の肥えたVIPたちを唸らせる魔法の秘密に迫ってみました。

誰もが笑顔になれる街、アメリカ・ブルックリン

アメリカ・ニューヨーク市の2大エリアがマンハッタンとブルックリン。
マンハッタンがクールなビジネスの街であるのに対して、ブルックリンは下町の陽気さがあふれるフレンドリーな街です。
都心からのアクセスも良いため、ハリウッドスターたちの気さくなお食事処としても親しまれています。
そんなブルックリンの一角に佇むのがルカリ(LUCALI)。
お店の前にはチョークで描かれた手書きのボードが設置されていて、カジュアルで入りやすい雰囲気が醸し出されています。
お店の奥にはパチパチと炎が燃える本格的な薪窯があり、その横の広いキッチンボードではピザ生地を捏ねる職人さんの姿が…。
小麦粉をブレンドするところ、トッピング野菜を切るところ、ピザクラフトを焼き上げるところ、すべてライブ状態で覗けるのがルカリの良さ。
お客さんとピザ職人の間に大きな仕切りがないため、ピザ作りが得意なお友達の家に遊びに来たような家庭的な雰囲気を味わえます。
それぞれの客席のテーブル同士の間隔もとても狭いため、初めて出会ったお客さん同士でも、ピザを待っている間にすぐに打ち解けてしまえるようなフレンドリーさ。
ブルックリンの下町らしさが良くあらわれている、友好的なお店です。

弾けるようなパワフルボディ、アメリカのピザ

銀色のトレーに盛られて登場するルカリのピザは、男性スタッフの肩幅くらいの大きさ。
ところどころ耳の部分が薄く焦げていたりいびつに膨らんでいたり、手焼きの良さが出ています。
お店の1番人気は、何といってもマルゲリータピザ。
トマトソースの朱色とチーズのホワイト色が見事にとけあい、絶妙な甘さと苦さを醸し出してくれます。
ばさっ無造作にのせられた生のバジルが、何とも言えずチャーミング。
アツアツの焼きたてを頬張ると口の中いっぱいに、美味しい小麦の香りがわきあがります。
日本のピザよりひと周りもふた周りも大きいビッグシルエットのため、半分ほどの量を食べるとかなりお腹いっぱいになります。
初めての方は1皿を2～3人でシェアするのもおすすめです。

究極の２択！マルゲリータ・ブォーノVSマルゲリータブッファラ

イヴァンカ氏やベッカム夫妻、有名セレブが愛するピザ店

トランプ氏の愛娘として話題のイヴァンカさん、サッカー界のレジェンド・ベッカム夫妻、モデルのケンダル・ジェンナーさんなど有名セレブたちが、お忍びで訪れているのがこちらのルカリ。

・明日の元気をつくる、ルカリのピザ
現在は大統領補佐官として分刻みのスケジュールに追われているイヴァンカさんは、それまではモデル業・父の不動産企業の買収部門を手がけるなど実業家として活躍していた一面も…。
都会的な雰囲気の街アッパー・イーストサイドでマンション住まいをしていたこともあり、ニューヨーク市内の美味しいお店はすべて頭の中に網羅されているのだそうです。
彼女の大好物は、サラミたっぷりのペパロニピザ。
ルカリのボリューム満点のピザを食べると、たとえ落ち込んだときでも、内側から元気が湧いてくるそうです。
3児のママでありながら、エネルギッシュに活動を続けるイヴァンカ氏の原動力。
アメリカ政府を影ながら支えているのは、ブルックリン生まれの1枚のピザにあるのかもしれません。

・ウマいピザのために全力で生きる、ハリウッドセレブの教え
またルカリのピザは、アメリカのおしどり夫婦にも人気。
元サッカー選手のデビット・ベッカム氏と元スパイスガールズのヴィクトリア・ベッカムさんが家族でよく食べているのがルカリのマルゲリータピッツァ。
イタリア産のワインを数瓶開けて、夢のような一夜を過ごすのがベッカム流。
「美味しいピザを食べるために、日々の運動を頑張っているの」と話すのは奥さんのヴィクトリア・ベッカム氏。
美しいボディのために辛い食事制限をするのではなく、美味しいものを思いきり食べるために、綺麗なボディを作る…。
アメリカのハリウッドセレブの生き方は、私たちに偉大な生き方のヒントを教えてくれます。