2025.05.28

ピザの耳を使ったレシピを紹介!子どもに大人気のおすすめコスパ料理

ウサギ

ピザを食べ終わった後、お皿に残ったあの厚いクラスト部分を見つめながら、「これをどうしようか」と迷った経験は誰にでもあるのではないでしょうか。多くの人が「ピザの耳」と親しみを込めて呼ぶこの部分は、実は料理の世界では非常に価値の高い食材として認識されており、適切な調理法を知ることで驚くほど美味しい一品へと生まれ変わる可能性を秘めています。

従来、ピザの耳は単なる「余り物」として扱われがちでしたが、近年の料理トレンドでは食品ロス削減の観点からも、またクリエイティブな料理への挑戦という意味でも、積極的に活用される食材として注目を集めています。

実際に、世界各国の有名レストランでは、ピザクラストを使った前菜やデザート、さらにはメインディッシュまで開発されており、その可能性の広さには目を見張るものがあります。家庭においても、少しの工夫と創意により、子どもたちが喜ぶおやつから大人が満足する一品料理まで、幅広いレシピを楽しむことが可能なのです。

この記事では、ピザの耳を無駄にしないための実践的なレシピ集をご紹介していきます。

ピザの耳の特徴

ナポリピッツアの特徴は「コルニチョーネ」と呼ばれる額縁の部分で、ここが焼くときの熱で膨張し膨らんでいるます。
ここをピザの耳という人もいます。
ナポリピザ風のピザを焼くお店ではわざと回りの部分を厚くして焼きますが、本来は違います。
丸く成型する時に中心をから外側へと指や手のひらで引っ張っていくことで、押し広げられた空気が周囲に固まり、焼くことでそこが膨張して膨らみます。
そのため、焼く前の生地には周囲に額縁はありません。
450度という高温で焼く過程で、気泡が風船のように膨らんだのが、コルチョーネです。
時には、空気が破裂して、焼き上げた後に破けた生地のあとを見ることもできます。
中には、空気の空洞の部分があり香ばしくて美味しいため、具がトッピングされた生地とは違った味わいがあります。
これが本物のナポリピッツアです。
額縁まで生地が詰まったものは、ナポリピッツアではなく、ナポリ風ピッツアになります。

ピザの耳を残さないという考え方

日本のピザのほとんどが耳の部分までしっかりと生地が詰まっています。
宅配ピザの専門店が耳の部分にチーズを挟みこんで、耳まで美味しいピザというのを販売しています。
イタリアの人から見たら邪道なのかもしれませんが、食べ物を残さない、もったいない、というのは事実なので、それは人それぞれ、ということで良いのではないでしょうか。

ピザ耳を使ったおすすめレシピ

ピザの耳を捨てたらもったいないということは、サンドイッチを作る時のパンの耳でも言われています。
そこで、私たちはパンの耳を使って油で揚げて砂糖やきな粉をまぶすという、パンの耳のかりんとうや、ヤマザキパンでは、自社の「ランチパック」シリーズを作る時に廃棄してしまうパンの耳で作った、「チョイパクラスク」というシリーズを展開しています。
セコイといわれてしまえばセコイですが、食べ物を粗末にしないということで、良いのかもしれません。
それでは、ピザの耳ですが、まずこれを捨てずに食べるなら、まずピザを食べる時にも、食い散らかさないようにしましょう。
食い散らかした耳で新しい食べ物を作るのは、衛生上お勧めできません。
初めから、イタリア風にナイフとフォークで切り分けて、耳を残します。

〇ピザ耳を使った残り物カレー焼き

【材料】(2人分)
ピザ耳2枚分
残り物のカレー(ないときはレトルトカレー)
溶けるチーズ

【作り方】
1.耳をナイフ、またはキッチンバサミで一口大にします。
2.グラタン皿に並べます。
3.上からカレーをかけます。
4.チーズをトッピングします。
5.オーブントースターで、チーズがトロッとするまで焼きます。
(5分くらい)

火が通った食材ばかりなので、長時間焼かなくていいので、簡単な食事代わりにもなります。
子どもでも安心して食べることができます。
中学生くらいになればレンジが使えますので、一度焼いておいたものを、そのまま冷蔵庫に入れて、おやつや昼食時にレンジで数分温めて食べるようにしても大丈夫です。

ピザの耳を使ったレシピまとめ

薪窯ナポリピザ・フォンターナでは、本格的なナポリ風のつくりのためコルニチョーネがふっくらカリカリの食感になっています。
耳の部分を別メニュ―で食べてもいいですが、残ってしまったらそのままをクリームチーズやディップにつけて食べても美味しいです。

 

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