2017.07.25
ナポリピザって何?これで解決ナポリピザとは~あれこれまとめ
ナポリピザという言葉をよく聞きますが、どのようなピザが「ナポリピザ」なのでしょうか?
ピザと言っても色々な種類がありますが、その中でナポリピザとはどのようなピザのことをいうのか、知りたいですよね。
ここでは、ナポリピザの歴史やナポリピザの条件などについて詳しくまとめてみました。
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ナポリはマルゲリータピザが生まれた街
ナポリピザの「ナポリ」とはイタリアの都市のことで、ピザの中でも代表的なメニュー「マルゲリータ」が生まれた街です。
ピザの街ナポリのピザに関わる歴史について、見てみましょう。
今のような形のピザが作られ始めたのは1600年頃と言われています。
イタリアのナポリでは、今でいうフォカッチャが屋台で売られていました。
その後、1700年代になるとトマトソースを塗ったピザ生地にニンニクやオレガノ、オリーブオイルなどをトッピングしたシンプルなピザが漁師の間で大人気になりました。
このピザは船乗りという意味の「マリナーラ」と呼ばれていました。
ナポリピザの王道マルゲリータに継ぐ「マリナーラ」~名前の由来あれこれ
1889年にイタリア国王と王妃マルゲリータがナポリを訪れた際、ナポリのピザ職人がピザを献上しました。
それは赤いトマト、緑のバジリコ、白いモッツァレラチーズをトッピングしたピザで、赤、緑、白の色彩がイタリア国旗を連想させるとして、「マルゲリータ」と名付けられたのです。
イタリアのナポリは、ピザが生まれ、そして発展していった、ピザの街なのです。
究極の2択!マルゲリータ・ブォーノVSマルゲリータブッファラ
同じピザでも全く違う!イタリア風ピザとアメリカ風ピザの違い
ピザと言っても色々な種類のピザがありますよね。
その中で、ナポリピザとは一体どんなピザのことを言うのでしょうか?
ピザにはイタリア風ピザとアメリカ風ピザがあり、ナポリピザはもちろんイタリア風ピザです。
この二つのピザの違いについて、お話ししましょう。
イタリア風ピザとは?
イタリア風ピザのピザ生地は、表面はパリッと焼き上げられ中はもっちりとしています。
ピザ生地のふちが焼けて膨らんでいるのが特徴です。
職人が一つ一つ丁寧に生地をこねて伸ばし、高温の窯で短時間で焼き上げます。
そうすることで、表面はパリッと中はモチモチした美味しいピザになるのです。
アメリカ風ピザのメインが豪華なトッピングなのに対し、イタリア風ピザはピザ生地を味わうシンプルなピザです。
そのため、ピザ職人はピザ生地作りに腕を振るうのです。
アメリカ風ピザとは?
アメリカ風ピザは、パン生地に近い分厚い生地が特徴です。
サクサクの生地の上にピザソースやチーズ、その他、サラミやシーフード、ウィンナーなどのトッピングをしたものです。
分厚い生地なので、低温でじっくりと焼いて仕上げます。
アメリカ風ピザのメインはトッピングで、ピザに乗った具材を楽しむものです。
ピザという食文化がイタリアからアメリカに渡った時に、ファーストフード文化のアメリカに染まったアメリカ風のピザが生まれました。
イタリア風ピザとアメリカ風ピザは全くの別物ですね。
真のナポリピザとは?
正真正銘のナポリピザと呼ばれるピザには、いくつかの条件があります。
これらの条件を満たしていなければ、ナポリピザとは言えないのです。
ピザ生地の材料
ピザ生地の材料は小麦粉、水、酵母、塩の4つだけ、が基本です。
オリーブオイルは生地に混ぜ込まず、トッピングとして使います。
ピザ生地のこね方
ピザ生地をこねる際は、必ず職人が手でこねます。
くるくると生地を円盤のように回しているピザ職人をよく見かけますが、あれには理由があります。
ピザ職人は、均一に丸く形成し生地の中の空気を生地のふちに集めるために、回しながら生地を伸ばしています。
そうすることで、焼いたときにピザ生地のふちが膨らんで、ピザに乗せた具材が外に出ないようになっているのです。
窯で焼く
ナポリピザの特徴である生地の外側はカリッと中側はモチモチ、という食感を出すためには、短時間かつ高温で焼かなければなりません。
そのためには、必ず窯で焼かなければなりません。
また、薪窯で焼くというのもポイントです。薪で焼くことで、ピザの風味や香りが損なわれません。
トッピングにもこだわり
ナポリピザはピザ生地が大事ですが、トッピングにもこだわりがあります。
基本的にはトマトやチーズ、バジル、オリーブオイルがメインで使われます。
イタリアのピザのトッピングはとてもシンプルなのです。
このような工程で作られたピザだけが、真のナポリピザと呼ばれるのです。