2017.08.19
ピザ海外事情世界一おいしいピザってどこでしょう?ピザの名店まとめ~老舗から今時の世界のピザ店

ピザを食べることができるお店はいくらでもありますが、名店と言われる店は数少ないと思います。
 特に、ピザ職人が素材にこだわり、ピザのこね方にこだわり、薪窯でピザを焼くことにこだわった、本当のナポリピッツァを出してくれる店を探すのは難しいかもしれません。
 ここでは、世界でも名店と言われる老舗のピザ店から新しい店まで、ピザの名店をまとめてみました。
本日のメニュー
Brandi(ブランディ)
ナポリで1780年代に開店した老舗中の老舗です。日本はまだ江戸時代ですね。
 ピッツァマルゲリータはトマトソースの赤、モッツァレラチーズの白、バジリコの緑がイタリア国旗を連想させることから、マルゲリータ女王にちなんで名づけられたという話は有名です。
 そのマルゲリータが生まれたのが、この店なんだとか。
 ナポリのブランド店が立ち並ぶキアイア地区にあるこの店にはマルゲリータ女王からの手紙も残っており、世界中の観光客や日本人旅行者も頻繁に訪れます。
 もちろん、マルガリータ発祥の店と言うだけでなく、ピザの味でも観光客を喜ばせてくれます。ちょっと小さめのサイズのピザは、日本人にもぴったりです。
 世界中で愛されているピッツァマルゲリータ発祥の店として、また、歴史がある老舗のピザの名店として、世界でも有名なピッツェリアです。
究極の2択!マルゲリータ・ブォーノVSマルゲリータブッファラ
Di Matteo(ディ・マッテオ)
ナポリの中でも老舗ピッツェリアが多いスパッカナポリ地区にある人気店で、お昼時になると店の前は人であふれています。
 創業1936年と歴史は古く地元民に愛されながら、観光客にも人気が高い店です。
 トマトソースが乗っていないチーズだけがトッピングされたビアンカ(白)、または、トマトソースが乗っているロッソ(赤)に、ハムやキノコが乗っているピザがナポリの庶民の胃袋を長い間支えてきました。
 ピザの他にもライスコロッケやパスタコロッケなどのサイドメニューも豊富です。
 ナポリでしか食べられないピザを丸ごと上げた揚げピッツァは特におすすめ。
 テイクアウト用のショーケースから小さいピッツァや揚げ物メニューを買うこともできます。
 1994年にナポリで開催されたG8サミットで、当時のアメリカ大統領のクリントン氏が立ち寄ったことでも有名な店です。
La Piccola Tavola(ラ・ピッコラ・ターヴォラ)
イタリアのナポリまで行かなくても、日本にも美味しいピザのお店はたくさんあります。
 東京杉並区の永福にあるこのお店は、日本では2番目、東京では初めて「真のナポリピッツァ協会」から認定を受けたピザの名店です。
 しかも、3年連続ミシュラン・ビブグルマンに掲載されています。
 ナポリピッツァ職人協会副会長の甥であるシモーネ氏が職人を務めており、本場ナポリのピッツァをしっかり作ってくれます。
 マルゲリータやマリナーラなどの伝統的なナポリピッツァももちろんおいしいですが、プチトマトやモッツァレラチーズ、パルミジャーノ、生ハム、ルッコラがたっぷり乗ったお店の名前が付いた「ピッコラターヴォラ」は必ず食べたい一品です。
 食事の時間には行列ができるため、予約しておいた方が良いでしょう。
ピッツェリア・カポリ
新宿にあるピッツェリア・カポリも真のナポリピッツァ協会の認定を受けた、ピザの名店です。
 この店にはナポリ随一のピザ窯職人ステファノ・フェッラーラ氏が組み立てた薪窯があります。
 ナポリピッツァの特徴は、何と言ってもピザ生地の外側がカリカリで内側がもっちりしていること。
 そんなナポリピッツァを作るために必要なのが、短時間に高温でピザを焼き上げることができる薪窯です。
 ステファノ・フェッラーラ氏のこだわりの薪窯によって、本場ナポリのピッツァが東京で焼き上げられるのです。
 そして、カポリではトマトソースにもこだわっており、ナポリ産のトマト缶しか使っていません。
 素材にこだわったピザを、ピッツァ職人が一枚一枚薪窯で焼き上げるため、本場のナポリピッツァを味わうことができるのですね。
 カポリに来たら、ぜひトマトソースベースのマルゲリータやマリナーラをオーダーしてみてください。

