2017.11.22
ピザ海外事情ナポリっ子も目がテン!本場イタリア生まれのピザ自販機とは?

ピザの本場といえば、ナポリやローマなど名だたる古都が並ぶイタリア。
 美食の街として知られるイタリアは、ピザ発祥の国としても有名です。
 そんな華麗なるイタリアで今メディアを沸かせているのが、ピザ専用の自動販売機。
 コインを入れるだけで本場のシェフが作ったような、本格的なデリシャスピザが頂けると話題です。
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真っ赤なポスト?ピザ自販機「レッツ・ピザ」!
鮮やかなレッドカラーのドレスを身にまとった、本場イタリアのピザ自動販売機。
 日本に置かれているコーラやジュースの自動販売機約2台分の、大きなボディが特徴的です。
 自販機左側にはトマトとチーズ・バジルのイラストが描かれ、右下には食欲そそる焼き立てピザの写真も添えられています。
 よくある自動販売機というより、小さなピザ工房がそのままお引っ越ししてきた…そんなコケティッシュなマシーンなのです。
気になるピザ自販機のお値段は、日本円にして約600円。
 高いか安いかは別にして、コインを数枚入れると、マシーンが本場イタリアンピザの自動製造をスタート。
 そのプロセスの一部始終をのぞけるよう、自販機中央には透明ガラスがくり抜いてあります。
 目の前で小麦粉と水が捏ねられ、ピザ生地が見事にできあがる様子はテレビのライブ映像のよう…。
ドキドキしているのもつかの間、ピザ生地にトッピング具材が載せられ、400度近い高温で一気に焼き上げられます。
 焼き上げが完了したピザは、取り出し口へストン。
 コインを入れてからピザを手に入れるまでの時間は、わずか3分。
 日本のカップラーメン並みの短い時間で、本場のイタリアンピザにありつけます。
イタリアの名門大学とコラボした、最新技術を駆使!
わずか600円で直径27センチのピザを味わえる、本場イタリアのピザ自販機。
 その開発にはイタリアナンバー2のマンモス大学として知られる、地元ボローニャ大学の支援があったと言われています。
 生ハムやチーズなどイタリアを代表する食の都・ボローニャは、石畳のレンガが目を惹くとても美しい街です。
 美味しいワインとパスタ・生ハムのサラダなどを出す、絶品のリストランテが街のあちらこちらに点在しています。
誰よりもグルメを愛するボローニャ大学の関係者がひときわ頭を悩ませたのは、自動販売機という小さなボックスで、いかに美味しいピザを焼くかということ。
 一般的なピザは薪窯やガス窯などの伝熱性の良いビッグな窯で、パリッと焼き上げられます。
 薪やガスの無い自動販売機でいかに効率的に熱を生み出すかは、大きな課題なのです。
ボローニャ大学と開発者クラウディオ氏が試行錯誤のうえ辿りついたのが、スマートな遠赤外線でピザを焼く方法。
 熱の伝わりが早く、中心部にまでじっくり火が行きわたる遠赤外線は、ピザを美味しく焼ける秘密兵器として、ピザ自販機に採用されるようになりました。
 赤くてクールなピザ自販機には、名門大学の知恵が反映された、最新テクノロジーが活かされています。
アメリカだって負けていない、ピザのATMが登場!
本場イタリアに先を越されまいと…近年ピザの自動販売機に力を入れているのがアメリカです。
 ハンバーガーやチキンなどのファストフード大国であるアメリカは「いかに早く料理をつくれるか」が大きなテーマ。
 ボタン1つ押すだけ、わずか3分でホットなピザが手に入るピザ自販機は、まさにアメリカの国民性にかなったアイテムなのです。
アメリカPALINE社がキャッチコピーに掲げているのが「ピザのATM」です。
 銀行やコンビニでお金を出し入れするように、気軽にピザを食べて欲しい…そんな願いがネーミングに込められています。
 こちらの自販機は、名門ザビエル大学など全米のキャンパスを中心に設置されています。
 ホンモノのATMをお手本にしたかのようなスタイリッシュなボディは、本場イタリア版の自販機と比べてやや細身。
 ピザを作る工程そのものはのぞけないものの、わずか数分で本格的なピッツァをいただけます。
 講義やアルバイトで忙しい大学生たちに、とくに人気の自販機となっています。
イタリアやアメリカで話題の、ピザ専用の自動販売機。
 手早くホットなピザが頂ける嬉しいアイテムですが、ときにはピザ職人が心を込めてつくった「スローな本場風ピザ」も味わいたいものです。
 薪窯ナポリピザ・フォンターナでは信州薪で丁寧に焼き上げたナポリ風ピザを、愛情こめて全国にお届けしています。
 自販機に負けない最高級ピッツァを、オフィスやご家庭でお楽しみください!

