2019.06.03
ピザ雑学【スーパースター】冷凍ピザを害虫から守る、農薬ドローン最前線!

ビジネスのAI化が進む中で、ますますクローズアップされているのがドローンの存在です。
 パトロールやCMの空撮でも使われる人気のドローンは、おいしい冷凍ピザを作る「陰の立役者」として大活躍していることも。
 今回はそんな最新ドローンの、注目ニュースをまとめてご紹介します。
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1機300万円?それでも欲しい、人気の農薬ドローン
小さな羽を付けて、大空をどこまでも飛んでいくドローン。
 小さなボディで海や山をフルスピードでかけ巡る、ハイスペックな機械です。
 ひと口にドローンと言っても、その種類や大きさは様々あります。
 大人のホビーとしてお馴染みの小型ドローンは、軽さがなんと200グラム程度。
 手のひらにすっぽり収まる大きさで、ラジコンの延長で楽しむことができます。
 一方で農業用に使われる大型ドローンは、平均30キログラムと大関級。
 おもちゃのドローンが安価なタイプで6千円台から購入できるのに対して、農薬散布用のドローンは1機200~300万円と普通車並みに高額です。
 重量感のあるサイズのため、きちんと操縦できるようになるためにはある程度の訓練が必要。
・農家さんの未来を救う?農業用ドローン
 最近では初心者の農家さんにドローンの扱い方を教える「スマート農業コース」なるドローン講習会も活気を見せています。
 プロのインストラクターに手取り足取り操作の方法を教えてもらい、お値段は3日間でなんと25万円程度。
 ドローンの本体代と学校に通うコストを見積もっても、平均230万円~350万円はかかる農薬用ドローンの世界。
 決して安上がりな金額ではないものの「人に比べて作業が正確」「少ない人数で、広大な畑を管理できる」「AIを駆使した、次世代型の農業ができる」と大きな注目を集めています。
 台数限定のレアなドローンに関しては、数か月先の入荷待ちも当たり前の農業用ドローン。
 人気者のドローンたちは、人手不足や後継者問題に悩む農家の人たちを陰ながら勇気づけています。
おいしい冷凍ピザと農薬ドローン、ちょっとイイ関係
2019年春に発表された農水省の未来計画書によると、2022年度までに国内の大豆畑や小麦畑の2分の1以上で農業用ドローンが使われるように環境を整えていくとのこと。
 この計画が想定どおりに進むと、スタッフの代わりにドローンが農薬をまいたり、小麦の生育状況をカメラで撮影したり、被害を及ぼす害虫がいないかパトロールしたり…。
 一度に複数のハードな農作業をおこなうのが可能になります。
 その年の気候をきちんと調査して、それに見合ったケア法を考えていくことも出来るようになるため、現在よりコスパの良い農作業が送れるようになるのは確か。
 粘りのある小麦粉やみずみずしい野菜が安定して生産できるようになると、日本の食卓がさらに潤うようになります。
 農業界で密かに進んでいる小さなデジタル革命。
 水面下で進んでいるAI改革が、おいしい冷凍ピザ作りを裏方からサポートしています。
農薬散布はもう古い?無農薬ドローンとは?
美味しい冷凍ピザと、切っても切れない蜜月関係にあるのが農業用ドローン。
 畑で使われるドローンは農薬散布のために使うもの…と思われがちですが、最近ではその使われ方に変化が現れ始めています。
 佐賀大学と民間企業がタッグを組んで作られた、農業用ドローン「アグリドローン」。
 トンボのような鋭いシルエットは、よくある一般的なドローンそのもの。
 畑に人がいない深夜の時間帯に飛行させることで、小麦畑にいるウンカやユスリカなどの害虫を自動で駆除してくれます。
 この機械のミラクルな点は、農薬を一切使わない点。
・闇夜に光る、高電圧のライト
 機械のライトに集まった害虫を高い電圧で一気に狙い落とし駆除できるため、農薬に頼らない「オーガニックな農作業」を自由に叶えることができます。
 現時点ではまだ開発途中にある無農薬ドローン。
 今後こうした最先端ドローンが間接的にたずさわった「新世代の冷凍ピザ」が市場に出回る日も、そう遠い未来ではないかもしれません。
 未来の農業のカタチが少しずつ、変わってきています。
※無農薬栽培にも寄与している、最新ドローンについてお知らせしました。
 未来のハナシに想いを馳せたとき、食べたくなるのがおいしい冷凍ピザ。
 熟練の職人が真心を込めて作ったフォンターナのピザと一緒に、夢のある時間をお楽しみください。

