2017.10.03
【カロリーオフ】これでピザの本質が読める!チーズなしのピザまとめ
「チーズが苦手で食べられない…チーズなしでピザを楽しむことなんて出来るの?」心配はご無用です。
「チーズなし」だからこそ美味しいピザもあるんです!なによりも、チーズなしピザを食べるとピザの本質が見えてきますよ。チーズなしで食べる、ピザの魅力をご紹介します。
本日のメニュー
ピザの元祖、フォッカッチャ
ピザの始まりは16世紀イタリアまで遡ります。当時、イタリアでは「パン生地」を薄くのばしてラードを塗り、ガーリック・塩をトッピングしたもの「フォッカッチャ」が主流でした。
「パン生地」と言いましたが、実際には強力粉を使ったものでピザ生地とほとんど材料は変わりません。シンプルなオリーブオイルと塩だけで味付けしたものを始め、ドライトマトやオリーブ、ローズマリーなどをトッピングしたものもあります。
イタリアレストランでは前菜としてふるまわれることが多いですが、小麦粉の食欲を誘う香りと、程よい塩っ気で食べ過ぎてしまうことも多いです。
本場ではいつ誕生した?ピザの歴史~イタリアではこんなアレンジだった~
ナポリピザの代表格「マリナーラ」
ピザというと、「チーズなしじゃ語れない」、「チーズがあってこそピザ」なんて思われがちですが、チーズなしピザは正式なナポリピッツァです。
その名も「マリナーラ」。マリナーラはイタリアで「ピザの元祖」。それも、マリナーラとマルゲリータの2種のみが正式なナポリピザのメニューだと言われています。
マリナーラはピザ生地に、トマトソース、ガーリック、オレガノ、オリーブオイルを振りかけただけのシンプルなピザで、18世紀に入ってから誕生しました。
今ではピザに欠かせないトマトですが、当時はトマトが毒草に似ていたことから観葉植物としてのみ使用されていました。次第に貧しい人々の間でトマトが食べ物として認知されるようになり、庶民に人気の食べ物に。
ナポリ漁師たちが「トマトをトッピングしたフォッカッチャを作ってくれ」とパン屋さんにリクエストしたことから、「マリナーラ」が誕生しました。漁師たちのアイデアにちなんでマリナーラ=漁師風ピザと呼ばれるようになったのです。
ナポリピザの王道マルゲリータに継ぐ「マリナーラ」~名前の由来あれこれ
マリナーラはピザ本来のおいしさを凝縮したピザ
ピザ本来の味を楽しむならば、マリナーラに勝てるピザはありません。というのも素材の味を一切ごまかせないピザだからです。
例えば、マルゲリータではバジリコの風味やチーズの濃厚さと香ばしさで多少の荒は隠せます。一方、マリナーラで使用するのは、小麦粉、トマトソース、ガーリック、オレガノ、オリーブオイルだけで素材の味を隠すものは何もありません。
ダイレクトに素材のうまみが伝わるので、上手いピザ屋さんしか出せないメニューでもあります。
「チーズなしなんて、あまりにつまらない味になるのでは?」なんて考える方お多いかも知れません。そんなことはありません!焼きたてのマリナーラに上質なオリーブオイルを振りかけることで、チーズ以上に濃厚でコクのある味わいになるんです。
トマトソースの程よい酸味、トマトのジューシーさ、ニンニクとオリーブの叶え出るコク、外はパリッ中はモッチリの優しい味わいの生地。全ての素材の美味しさや特徴をじっくりと味わうことのできる、ピザ通の方が愛してやまないピザこそ「マリナーラ」なんです。
今密かなトレンドのチーズなしピザ!マリナーラの正体とは?|ピザブログ
フォンターナのマリナーラ
マリナーラの命であるトマトソースは、イタリア産のクラッシュトマトとホールトマトをブレンドしたものを使用し、本場の味を再現しています。そこにオレガノとにんにくに加え、ミニトマトとバジルをトッピングしました。
にんにくは世界中の一流シェフが使用している、スペイン産の「モラドにんにく」を使用。香りとコク、深みのあるアロマ、そして薪窯で焼いたピザ生地の「外はパリッ、中はモッチリ」のピザ本来の味を存分にお楽しみいただけます。
まとめ
ピザをチーズなしで食べても楽しめるのか…?その答えはYESです。むしろチーズの無いピザ(マリナーラやフォッカッチャ)の方が、ピザ本来の美味しさを存分に味わえます。
ピザ生地や味の決め手となる生地やトマトソースには、お店特有のレシピがあるので、色々なお店で食べ比べしてみてはいかがでしょうか?