2017.07.25

ピザ海外事情

ピザを学校給食等の献立にしている国はあるかな?

病院食

学校給食と言えば、子供の頃に本当に美味しくてお替りしていていたという人も多いのではないでしょうか?

中には苦手なメニューももちろんありましたが、なぜか学校の給食は美味しいものばかりでしたね。
カレーやうどん、揚げパンなど大好物ばかりでした。
しかも、栄養バランスをしっかり考えられた献立でした。

では、ピザが学校給食に出るということはあるでしょうか?
日本ではさすがにピザが学校給食に出ることはありませんね。

では、他の国ではどうなのでしょうか?
ピザがおふくろの味と言われているイタリアなどでは、ピザが学校給食にでることもあるのでしょうか?

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ピザを学校給食にしている国は・・・あまりない?

世界の学校給食には実に様々な献立があります。
イギリスではフィッシュアンドチップス、中国では酢豚やチンゲンサイ、インドではカレーやナンなど、その国ならではの献立の学校給食が子供たちに配られています。
では、イタリアではピザの給食がメジャーなのでしょうか?
実は、ピザやピザトーストが学校給食の献立になることもありますが、そこまで頻繁に出されないのです。
それは、ピザを一枚一枚作って焼くという作業が、学校給食に適していないためと考えられます。
職人が一枚一枚手で生地を伸ばしてトッピングしてから窯で焼くことで、ピザは出来上がります。
でも、この工程を給食センターで実行しようとすると、大変なことになります。

なぜなら、学校の児童全員分の給食を百人単位、多い場合は千人単位で作らなければならないからです。
そんなにたくさんのピザを、子供たちがお昼ご飯を食べるまでに全て作ることは不可能です。

冷凍ピザを使えばいいと思うかもしれませんが、一枚一枚焼かなければならないことは変わりません。
大量にピザを焼ける業務用オーブンもありますが、学校給食を作るセンターにピザが献立の日のためだけに置くわけにもいきません。

世界的にもピザが学校給食としてメジャーではないのは、ピザを作る工程が大量生産に適していないという理由があったからなのです。
少人数の学校の給食なら、手作りピザやピザトーストを出すところもあります。
でも、ピザを学校給食に出す国は、意外と少ないんですね。

アメリカではピザが学校給食としてメジャーな国!

学校給食にピザを出す国が少ない中、唯一ピザが学校給食の献立としてメジャーな国があります。
それは、アメリカです。
驚くべきことに、アメリカで給食に出されるピザは、普通のジャンクフード店のピザなのです。
しかも、ピザだけでなくハンバーガーやポテト、コーラなどの給食の献立とは思えないメニューが、普通に給食に出されるのです。

栄耀バランスをしっかりと考慮した給食を食べてきた私たち日本人には、考えられないことですよね。
給食センターで作られた給食ではなく、ジャンクフードの業者が、学校内に普通に売られているジャンクフードを納入しているのです。
ジャンクフードのお店のものをそのまま学校給食に出す、ということが驚きですね。
ジャンクフード大国、肥満体国のアメリカならではの学校給食です。

しかし、そんな栄養不足なアメリカの学校給食を変えようとした人もいました。
子供に栄養が不足することを危惧した元アメリカ大統領オバマ氏のミシェル夫人が、子供の給食の栄養価を高めて野菜中心の献立にしようと尽力しました。
しかし、ジャンクフードを作る大手企業に阻まれて、それはかなわなかったとか。

ジャンクフード業界によって「トマトソースが塗ってあるからピザは野菜だ!」と断定され、今やアメリカではピザは野菜とみなされているのです。
そのため、アメリカの学校給食には堂々とピザが献立になっています。
ピザは本来野菜たっぷりのヘルシーな料理なのですが、アメリカでジャンクフードになってしまいました。
野菜をたっぷり使った本当のピザが学校給食に出されるようになれば、アメリカの子供たちも健康的になるのではないでしょうか。

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